救いの三本柱(三救)Three Pillars of Salvation

メシヤ講座三重第90号 (平成27年4月度)


 <御教え>

『文明の創造』宗教篇

 彌勒三会

 (文創  昭和二十七年) を拝読


○深奥なる神の経綸

(先生)
『文明の創造』の中の『宗教改革』に当たる箇所・・・、本日は更に仏教の本質の部分に入っていきますので非常に内容が深くなっております。本日特に心に留めておいていただきたいのは333頁の後ろから4行目に、

『度々(たびたび)言う通り、右の三聖者は本当の順序からいへば日月地、火水土のそれであり、五六七でもあるので、此(この)数を合はせると十八になる。此(この)十八の数に就(つい)て、大本教の御筆先に斯(こ)うかいてある『今迄は天が六、中界が六、地が六でありたものが、天から一厘の御魂が地に降られたので、天は五となり、地は七となりたのであるぞよ』と。然し此(この)意味は最も深奥なる神の経綸であって、此(この)一厘の御魂こそポチであり、麻邇の玉であり、如意宝珠であり、之によって五六七の御代が生れるのである。』

『深奥なる神の経綸であって』と書かれております。この『深奥なる神の経綸』ということをしっかりと受け止めていただきたいと思います。

メシヤ様がこの『深奥なる神の経綸』を与えてくださっているわけであります。『一厘の御魂こそポチであり』ということですからこの『ポチ』がメシヤ様の腹中に宿られたわけでありますし、私たちが御参拝いたします、主神様の『○にチョン』のお文字の『チョン』が『ポチ』であるわけですので、そのように受け止めていくということがこの『深奥なる神の経綸』を?少しずつ分かっていく″ということであります。

此処のところは非常に重要なところですので繰り返し拝読する時に心に留めて行くように拝読を重ねていただきたいと思います。

その次に18の数について御説きくださっておりますので、こうしたことも心に留めておいていただきたいと思います。

次に、335頁に

『そうして火と水の密合が光であるから、文字もそうなってゐる。即ち光の文字は、火の字の真中へ横棒を一本入れてある。横棒は水であるから、実によく出来てゐる。之によってみても、文字は神が造られた事が分るであらう。』と書かれております。

皆様方、掌に書いてみてください。火を書いて横棒を入れてみてください。そうすると光という字になりますので・・・拝読する時に紙に書いてみるとわかりやすいです。そのように漢字の構成を見ていっていただきたいと思います。


○見かけではなく、見えないところが大切
(先生)
昔NHKで漢字について芸術的に解説している講座がありました。以前メシヤ講座でも説明しましたが・・・。

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《メシヤ講座・特選集(平成15年4月分)より抜粋》
http://www.meshiya-kyou.net/kouza/kouza200304.htm

 例えば『文字は神様が作られ、人間に与えた』という教えがあります。

 先ほどの話と関連付けて考えてみますと、人間の身体の部分部位の名称には‘月’が付いています。脳、胸、腕、肺、腹、腸等々です。それは生命の誕生に月が深く関わってきたことを意味しますし、人が生まれるときも死んでいく時も、潮の満ち引きが関わっています。近年ではそれを無視した医療が横行していますが・・・。とにかく文字通り、月というものが現代でも私達の生命に深く関わっていることを教えています。

 文字が出てきたので、もう一つ。皆さん手の平に‘木’という漢字を書いてみてください。植物の木です。

 グラフィック・デザイナ−の杉浦康平さんは木について次のように述べています。

 “私たちがなにげなく書き記す『木』。まずのびやかな十文字を書き、その交点から八の字をしっかりと張り出してゆく。

 この『木』は古代、どのように記されたのか。甲骨文と金文、それぞれ3300年ほど前に中国で生みだされた古い字形を見ると、中心をつらぬく一本の柱のような棒があり、その上と下に円弧、あるいは八文字形が記されていることに気づきます。いうまでもなく、上は枝、下は根を表すものと思われる。つまり木の文字の古形には、枝と根が対をなして張りだしていた。

木にとって根源的なことを文字に表現

 ところで、木の本当の姿を調べると、空中に張りだす枝の広がりと同じように、大地深く伸びてゆく根の力強さに驚かされます。根は、微細な毛根の先まで測ってゆくと、とほうもない長さになり、その力の集合によって太い幹をしっかりと支えている。眼には見えぬ根、地中の根。それは木にとって根源的なものなのです。このような根を象徴化し、それを『木』という文字に積極的に印している。これは中国の人たちの独得の自然観、文字観によるものだと思います。

 このような古代文字を参照してみると、意外にも現代の私たちは木という文字をしっかりと安定させるために、根のかたちに力を入れて書いていることに気づかされる。張りだした八の字は、根のかたちを整えたもの。それにより文字のかたちがいきいきと見えてきます。大地の養分をとりこみ、地下に潜む豊穣力、生産力、さらに眼に見えぬ地母神の力に結びつく根。その力をしっかりと見すえようとする。『木』の字はまさに、漢字独自の文化観を背景にして生みだされた文字であった。”

 これは解りやすい話ですね。木の根は土に埋もれて見えないが、見えない根をしっかり張らないとちょっとした風で倒れてしまいますし、日照りが続くと枯れてしまいます。『だから見えないところが大切ですよ』と教えているのです。人間も見かけではなく、見えないところが大切なんだと、私達に教訓として与えているのです。

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(先生)
漢字の文字と言うのはそのように意味が込められておりますので、そうしたことをメシヤ様が解説してくださった時には必ず書いてみてください。?なるほどなあ″と思うまで書き続けてください。

大体20回書けば忘れなくなります。脳は電気信号で認識しますので、20回も繰り返すことによってこの電気信号がタンパク質状に変わります。そうするとかなりの期間覚えていられるのです。これを繰り返していくと記憶中枢に貯蔵されていきますので永遠に覚えていくので認知症になっても?自分の子供や生まれた場所を忘れない″というのはこの長期記憶まで行った時に忘れなくなるわけです。

大切なことは自分の中で繰り返し反復して長期記憶になるようにしていきますと思考が幅広くなっていくのではないかと思います。


○光が肉体を透ると三位一体の力が出る。

その次に

『処が光だけでは火と水であるから、二つの力で、今一つの力である地が加はらなければならない。といふ訳で光が肉体を透るとすると、肉体は土であるから三位一体の力が出る。浄霊も此(この)意味を考へればよく分る筈である。』

ということですので、私たちは手を合わせて「メシヤ様、浄霊を取り次がせていただきます」と祈った瞬間に、この行の『光が肉体を透るとすると、肉体は土であるから三位一体の力が出る。』ということをフッと思い出して浄霊を取り次いでください。そうすると更に更に光が強くなっていきます。

とりわけ支部などの御神体の前で浄霊をする時には火水の力が御神体から我々の体にスッと入ってきまして、その光が掌に集中されて、土が加わって浄霊の力光になっていきます。さらに強まっていきますので、本日拝読させていただいたこの文章は暗記するくらい拝読をして浄霊をする時に頭の中にこれが浮かんでくるくらいに・・来月の月次祭は一週間遅れですので30回以上読めますので、しっかり読んでいただきたいと思います。


○釈迦、阿彌陀は根本からいへば、ヤハリ日本の神

それから335頁の後ろから5行目には

『話は戻るが、曩(さき)に述べた処の、釈迦、阿彌陀(あみだ)は印度(インド)人種と言ったが、之は只(ただ)観音との対照の為であって、根本からいへば、ヤハリ日本の神で、只(ただ)霊体だけ渡られたのである。其(その)霊とは即ち釈迦は稚姫(わかひめ)君命であり、阿彌陀(あみだ)は神(かむ)素盞嗚(すさのお)尊である。従ってそれ迄の印度(インド)に於ける大自在天を主としてゐた民族こそ、真正の印度(インド)人種である事も知らねばならない。』

ということですので、今まで学んできた中に『釈迦、阿彌陀(あみだ)は印度(インド)人種であった』というのは肉体的なことであって、霊体というのは日本の神様であるということを認識しておいていただければ有難いと思います。

しかし、そうなってきますと中々複雑になってきますので?神様のことはわからないなあ″と思い始めながら拝読していきますとわかり始めますので、?神様のことはわからないなあ″と思い始めたら神様のことがわかり始めた。ということです。?非常に素晴らしい境地に今入ろうとしている″というところですので、この点は頭に記憶させつつ拝読していただきたいと思います。


○三千年来に起きている尊い『浄霊』

336頁の後ろから3行目に

『又古くからの伝説にある支那(シナ)の聖王母であるが、聖王母は月の神の化身であって、其(その)庭にある桃の木から、三千年目に一度桃の実が生り、之を貴重な宝として、天の大神様に献上するといふ事や、印度(インド)の伝説にある三千年目に転輪菩薩が生れ、其(その)菩薩が現はれるや万民は救はれ、此(この)世は天国楽土となるといふ意味も、今度の事の予言といってもよからう。』

ここがまた大切なところであります。

私たちが今、『浄霊力』を拝受させていただいて人様に浄霊を取り次ぐということは?実は三千年目に起きていることだ″と受け止めていただきたいと思います。

このことを知らないと、浄霊の意義が崩されていってしまいます。そして?薬と併用した浄霊″というように崩された浄霊になってしまいます。

浄霊というのはここに書かれておりますように三千年来に起きていることですので、?それほど尊いのが浄霊なのだ″と捉えていかないと浄霊観が非常に低いものになっていきます。ですからここのところは非常に大切なところであろうかと思います。


○歴史に学ぶ先祖供養のあり方


そして私たちが進める御神業というのは転輪菩薩が下生するとそのことによって天国楽土になるという印度の伝説を明らかにするために今御神業をやっているというわけです。

その御神業の中身は何かと言いますとここのところズーッと学んできた、伊都能売神皇様がインドへ下っていかれて、御釈迦様に仏教の基を教えて、そしてその仏教が再び日本に入ってきて、日本に定着して『夜の時代の救いを執り行った』のです。

インドから中国を渡って日本に入ってくる時に儒教を拾って来たので?御位牌が今の形式になった″のです。3000前までは白木の御位牌に墨で書いていたものが儒教を拾ってきたために黒塗りに金泥の文字という御位牌というものが一緒にくっついてきたのです。

元々の御位牌よりは先祖を祀るのに尊く見えますので日本に一挙に定着したのです。

この定着した経緯を知らないと仏壇を平気で「みたまや」とか「紫微宮」に変えてしまうということが起きてきます。歴史を知らないが故に教団の幹部達が変更していくという事になります。それはメシヤ様の教えに基づいた学習が足りないために、そういうことが起きてきているのです。御教えを根幹において広い学習をしながらそこに繋いでいくという作業をしていく指導者が上に、メシヤ様御昇天後少なかったために、今のような世界救世(きゅうせい)教の状態になってしまっているということをもう一度・・・今拝読をさせていただいた3000年目に起きている偉大なる御神業を私たちは御縁をいただいて御神業を担わせていただいているのだ、という意義をしっかり持っていただければ大変有難いと思います。


○感謝の念が佛々(ふつふつ)と湧いてくる

最後に、観音様と大仏様の違いを、

『観音は堂宇の中に祀(まつ)られて御姿は小さく、大仏は外に鎮座されて大きいのは、観音は日本内地の仏であり、阿彌陀(あみだ)は外地の仏といふ訳であらう。又観世音は黄金の一寸八分の本体が本当であり、阿彌陀(あみだ)は鍍金(ときん)仏、又は金箔(きんぱく)の木像で、大きいのをよいとされてゐるにみても、凡(すべ)ては分るであらう。』

と解説してくださっております。

黄金の一寸八分というのは内地の仏であるからその大きさなのだということです。そして大仏は大きくて金箔をはっているのは外地の物を象徴しているからだということです。

いろんな仏閣を訪ねた時のそこの仏の見方もメシヤ様の御解説によってよりわかってきますので、こうしたことを教えられる我々というのはなんと幸せな人間なのかということをここを拝読させていただくと感謝の念が沸々(ふつふつ)と湧いてくると思います。

この感謝の念が湧いてくるということが実は信仰が深まってくるということになっていきますので、そうしたことを今月は心に留めていただいて拝読をかさねさせていただければ大変有難いと思います。初めにそうしたことを確認させていただいていつものように「質疑応答に移りたいと思います。


質疑応答



○『今度の事』とは『文明の創造』発刊のこと

(質問者)
『今度の事の予言といってもよからう』の『今度のこと』と言うのは、3000年目に起きている御神業のことなのか、浄霊のことなのか、彌勒三会のことなのかどのように受け止めたら良いのでしょうか。

(先生)
『今度の事』というのは昭和27年に書いている時期のことです。昭和27年にこの文章を書いておられますので所謂(いわゆる)我々信者にとっては、『文明の創造を発刊した』と受け止めるのが一番良いのではないかと思います。

というのも『文明の創造』を出して行かない限りこの世の中は変わっていきませんのでね。メシヤ様は折角『文明の創造』をこのようにお書きになられたのですけども、世界救世(きゅうせい)教元々の本体は発刊していません。

発刊された○○先生は専門家に相談されたために重要な箇所を削除せざるを得なかったようです。『禁断の木の実とは、何ぞ知らん此薬剤を曰ったものである。』ということと、『仏法の真髄は法華経である。』ということです。一番大切な所を抜かされてしまったわけです。俗に言えば骨抜きにされてしまったわけです。

バチカンを中心に現代の学問体系を作っていますのでバチカンはアラビア方面の数学が進んでいたので十字軍が行った時にその数学を盗んできた(学んできた)のです。それを元に学問体系を作り上げて今の世界を支配しております。しかしその世界を崩される内容が出てくると大変なことになるわけです。しかしそれ自体はメシヤ様の教えによって一旦崩さないといけないことなのです。神様が各民族に教えた内容をキリスト教は自分たちで取りまとめてしまったわけですから。神様の真意から外れた状態になっているのです。

そこでメシヤ様は『天の父(エホバ)』の教えとしてこれを出した理由はキリストが天の父と言っていたそのエホバ直接にいただいた御啓示だということでこれを書いたわけです。

我々の御神業というのはその破壊と建設が根っこにあるわけなのです。


皆幹部たちは甘っちょろいのです。破壊というのは建っているのが崩れる程度に考えているのですがそうではないのです。ガチガチに固めた思想体系を崩すというのが破壊なのです。そしてその時に必要なのが絶対的な救済力である浄霊なのです。浄霊力が強くなければその思想体系を崩すことはできないのです。それがわからないと浄霊力が弱まっていきますので各教団で御守護が戴きにくくなっているのです。最初は初心者は浄霊力は強いのです。しかし信仰が深まっていった時にこの考え方が伴っていかないと浄霊力が強まっていかないのです。

ですからこの本が出て初めて『文明の創造』が出たと言えるわけで、『今度の事』というのは『文明の創造』と捉えていただいて・・・この『文明の創造』発刊によってやっと3000年来の御神業、メシヤ様が進めようとされた『本筋の御神業』を進めることができる時代を迎えたというわけです。

(質問者)
今回の御論文は非常に重要ですね。そしてその重要な御論文が?333ページになった″ということも意義深いものを感じます。

前回は善財童子のことで?53″の数字が出てきましたし、今回は?18″の数字を解説しておられますし、数字の意味合いの重要性を何度となくお示しくださっておられます。

(支部長代理)
資料を配りますので御覧下さい。

御論文「弥勒三会」のあとの御教え がございましたので参考になるかと資料にしました。赤線のところですが、

今私が書いている「文明の創造」それが根本なんです。
「文明の創造」はその結んだものですね。
この根本を知って、色々なものを見ると良く分かる

先程『今度の事』は何かというと『文明の創造』発刊のことであるとお教えいただきましたが、その回答に赤線を入れてあったので吃驚しました。


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御教え集3号〔26・10・8〕
〔御論文「弥勒三会」のあとの御教え〕
 この経と緯について、面白い事がある。大本教の教祖さんは、大本教では「五の御魂」と言っている。出口王仁三郎・・聖師様と言うのは「三の御魂」と言っている。それで、五と三になっている。経と緯になっている。だから、教祖の時代には厳格で始終きちっと座っている。それに引き替え聖師様の方は、極端に反対で、始終寝ている。「わしは三の御魂で、水は横に流れるから、仕方がない」と言っている。聖師様が居る建物があるが、そこに始終を布団敷いて、入ると直ぐにごろっとなる。著述も寝て書くんです。それで手入れの時、各部屋に布団敷いて枕があるので、この部屋に女を置いて、大変な事をしたと疑われた。そんな訳で、片っ方は経、片っ方は緯で、之を大きくすると東洋文明・・経の文明ですね。西洋文明・・緯の文明となる。大本教は、教祖様のやり方で失敗し、聖師様のやり方で失敗して、その間に生まれたのが伊都能売で、私が伊都能売になる。釈迦、阿彌陀、観音・・之が一緒になった時が弥勒三会になる。だから、弥勒三会はもう済んだんです。東洋の経で失敗し、緯の西洋文明も失敗した。経は善になり、緯は悪になるんですが、東洋−経は、善で失敗した。それで、東洋人は善なんです。印度やビルマ人なんかですね。支那は緯が入りましたがね。純粋の東洋人は実に善接なんです。西洋文明は、悪の文化です。處が悪の文化は必要としないんですからね。ですから、今迄は西洋文明で良いんです。だが、それでは何うしてもいけない。結ばなければならない。中の文明ですね。今私が書いている「文明の創造」それが根本なんです。今迄の文明はどっちかに偏っている。つまり、左翼と右翼ですね。どっちもいけない。左翼にあらず、右翼にあらず、左翼であり右翼であり、その中心を結んだそれが本当のものです。「文明の創造」はその結んだものですね。そこで、本当の善悪が出来るんです。それで、経と緯を良く知らなければならない。バッチの真ん中が伊都能売になる。伊都能売と言うのは、金属で言うと、金になる。ですから観音さんは黄金の一寸八分となっている。神様は昔から準備してあるんですからね。ですからこの根本を知って、色々なものを見ると良く分かる。



大光明世界の建設  −−会主仁斎先生の御話−−  (光明世界一号  昭和十年一月一日)

元来、観音様は御身体(おからだ)が小さくて、非常な力が有るのであります。彼の浅草観音様が僅か一寸八分でもって、十八間四面の御堂に住はれ、日本で第一の参詣者がある事でも判ると思ひます。
茲で序(ついで) に申しますが、観音様は一寸八分とか、十八間四面とか、凡て一八の数でありますが、之は五六七(みろく) 様の「御本体」が観音様でありますからです。ミロクとは五六七と書きます。五六七を合計すれば、十八の数になります。又三六(さぶろく)、十八でもあります。又、十は神であり、八は寄せると、人と云ふ字になります、ですから十八は、神人といふ事にもなり、又、十八は十は結びの形、八は開く形ですから、経緯結んで開くといふ意味にもなります。「一厘の力」は小さくても、非常な力であります。如何なる悪魔の力も敵はないので、此の力で初めて全世界の一切が救はれるのであります。今度は、此力を以って、あらゆるものを「日本文明」に依って、支配する事になるのであります。今、世界を見ますと、英米仏等が各植民地を有し、沢山な国を支配して居ります。又種々の方面や物を、征服してをります。霊的に見ますと、日本も遂此間までは、上下あらゆるものが、西洋に支配されてゐました。満洲事変以前迄は、実に甚だしかったのであります、国民の大部分が、英国や米国、露西亜等の文物を崇拝し、之を真似んとして、一生懸命でありました。是等を見れば、形は日本人であっても、精神はスッカリ西洋に支配されて居ったのであります。殆んどあらゆるものが、西洋に掌握されてをったのであります。それを、是から日本が握りかへすのであります。千手観音様の御働きに由ってそうなるのであります。吾々は、其の機関に過ぎないのであります。然し之は「絶対の力」に由ってそうなるのであります。チャンと、そう太初から神様が、御計画なされて決ってゐるのであります。其の事を吾々は、全人類に向って知らせるのであり、世界全体をして東方に、眼を向けさせるのであります。
之に由って、「滅ぶべき文明」危機に際する人類を、観音様に救って頂くのであります。そして風水火の大三災、飢病戦の小三災を絶無ならしむるのであります。病貧争のない「永遠の平和」と栄へ尽きざる「大光明世界」を建設するのであります。此の意味に於て、今日の発会式は、何千年来未だ無いところの「重大な意義」があるのであります。


りゅうげ‐さんえ〔‐サンヱ〕【竜華三会】|  

《連声(れんじょう)で「りゅうげさんね」とも》釈迦の入滅後56億7000万年ののち、弥勒菩薩がこの世に出て、竜華樹の下で悟りを開き、人々を救済するために説法するという3回にわたる法座。竜華会。弥勒三会。

未来仏

弥勒は現在仏であるゴータマ・ブッダ(釈迦牟尼仏)の次にブッダとなることが約束された菩薩(修行者)で、ゴータマの入滅後56億7千万年後の未来にこの世界に現われ悟りを開き、多くの人々を救済するとされる。それまでは兜率天で修行(あるいは説法)しているといわれ、中国・朝鮮半島・日本では、弥勒菩薩の兜率天に往生しようと願う信仰(上生信仰)が流行した。
前述のように弥勒の下生は56億7千万年後とされているが、この気の遠くなる年数は、弥勒の兜卒天での寿命が4000年であり、兜卒天の1日は地上の400年に匹敵するという説から、下生までに4000×400×12×30=5億7600万年かかるという計算に由来する。そして、後代になって5億7600万年が56億7000万年に入れ替わったと考えられている。
他の古い経典では3000年後とするものもあり[要出典]、その未来仏の出現する時代は厳密には定かではなく「遠い未来」の比喩ではないかとの説もある。弥勒菩薩はバラモンとして娑婆世界に出世して、シッダッタ同様に出家したのち竜華樹下で悟りを得て、三度にわたり説法を行い多くの人々を救うという(これを竜華三会という)。『弥勒下生経』には、初会96億、二会94億、三会92億の衆生を済度すると説いている。なお、現在の弥勒はまだ修行者(菩薩)だが、遠い未来の下生の姿を先取りして弥勒如来、弥勒仏と呼ばれることもあり、如来形[1]の仏像も作られている[2]。
『観弥勒菩薩上生兜率天経』、『弥勒下生経』、『弥勒大成仏経』の3本で『弥勒三部経』と呼ぶことがある。また、浄土宗系の『無量寿経』には、阿弥陀仏の本願を後世の苦悩の衆生に説き聞かせるようにと、釈迦牟尼仏から弥勒菩薩に付属されている。
仏教の中に未来仏としての弥勒菩薩が登場するのはかなり早く、すでに『阿含経』に記述が見える。この未来仏の概念は過去七仏から発展して生まれたものと考えられている。



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○言葉でも文字でも、神様が造ったものである。

(質問者)
『彌勒三会』を調べると「竜華三会」と言われているようです。
《釈迦の入滅後56億7000万年ののち、弥勒菩薩がこの世に出て、竜華樹の下で悟りを開き、人々を救済するために説法するという3回にわたる法座。竜華会。弥勒三会。》と出ておりました。

(先生)
「竜華三会」というのもおもしろいね。

(質問者)
弥勒菩薩は観音様ではないのですか。

(先生)
メシヤ様の御教えから言いますと『應身彌勒と化し』ですから弥勒菩薩は観音様であるということです。

(質問者)
『観音様は一寸八分とか、十八間四面とか、凡て一八の数でありますが、之は五六七(みろく) 様の「御本体」が観音様でありますからです。ミロクとは五六七と書きます。五六七を合計すれば、十八の数になります。又三六(さぶろく)、十八でもあります。又、十は神であり、八は寄せると、人と云ふ字になります、ですから十八は、神人といふ事にもなり、又、十八は十は結びの形、八は開く形ですから、経緯結んで開くといふ意味にもなります。』
と先ほどの資料で説明してくださっておられます。

(先生)
良いところをプリントしてくれたね。

(質問者)
資料に、「竜華樹の下で悟りを開き」と書いてありますが、菩提樹ではなかったですか。

(先生)
菩提樹ですね。

(質問者)
一緒のことですかね。

(先生)
そうかも知れないね。

(質問者)
ああそうか、英語で?菩提樹″は?Linden″ですので音(おん)で読めば?竜華樹″になるのかもしれません。

(先生)
音(おん)で読めばそうだね。文字を当てているだけかも知れないね。お経自体がインド語に文字を当てているわけですからね。

(質問者)
『文字は神様が造られた』とのことですが、外国の文字でもそうなのでしょうか。

【御教え】
御講話 昭和23(1948)年

力というものは、チは霊、カラはカラダ、外殻、カラッポウということ、死人はナキガラという。故にカラは体、霊は経、それで人間は肉体と霊とで活動することができる。
ヒトは、霊(ひ)が止まる。言葉でも文字でも、神様が造ったものである。
言葉は一つの鍵である。鍵で開けるのである。


(先生)
元々遡っていけば日本で全部出来ていますのでね。

例えば阿比留(あびる)文字がハングル文字になったと言われています。

(質問者)
漢字は表意も表音もありますが、英語は表音ですよね。

(先生)
漢字の音訓を造ったのは日本だけですからね。中国は音だけなのです。

《中国からから伝来した通りに読むのが「音読み」
その漢字や漢文に元々使っていた日本の読みをあてはめたのが「訓読み」》

(質問者)
賢いですね。

(先生)
賢いという程度じゃないですね。

(質問者)
英語もカタカナにしてしまいますからね。

(先生)
江戸時代は英語を漢字でも表記しているわけですからね。

亜米利加とか伊太利亜とかね、米国と言うでしょう。亜米利加から来ているのですね。

(質問者)
日本人は聴力が良いらしいですね。音を聞き分ける能力に優れているのだそうです。

(先生)
雨の音を表す表現も日本語が一番多いのです。

《しょぼしょぼ/しとしと/ぽつぽつ/ぱらぱら/ばらばら/ざあざあ などあります。》

(先生)
JAMA Intern Medという雑誌の中に「花粉症の薬を長年使うと認知症になる」という実験データが発表されています。

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https://www.m3.com/open/iryoIshin/article/290581/
抗コリン薬3年超服用で認知症1.5倍
米の高齢者大規模調査データから検証  
2015年1月30日 石原藤樹(六号通り診療所所長)
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(先生)
今若い人たちは会社などで「今度良い花粉症の薬が出たよ。」と話をしますが、長年使うと認知症になるリスクが高いそうです。

『薬毒』のこともこうしてだんだん発表するようになりましたので?良い時代を迎えてきたなあ″と思います。

(質問者)
高齢者が使うと危険な薬も発表されましたね。

高齢者が中止を考慮するべき薬物もしくは使用法のリスト(日本老年医学会「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015(案)」、2015/4/1)
高齢者は使用中止を 副作用多い薬50種公表(東京新聞、2015/4/2)

(先生)
コレステロールが高い食事をとるなと良く言われますが、日本の食事制限は出鱈目なのです。「週刊ポスト」がズーッと特集しています。
日本の医療がやっていることはおおよそ信用できないことをやっているのです。

そういう「医者の言うことを聞け」という教団があるので困ってしまいます。

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http://www.news-postseven.com/archives/20150409_314552.html
糖尿病の「総カロリー制限食」 世界の潮流から全く外れている

http://www.news-postseven.com/archives/20150331_312762.html
「コレステロールは高すぎより低すぎが危険」と仏心臓病権威

http://www.news-postseven.com/archives/20150328_311470.html
薬を飲んでコレステ値低下 死亡リスク高まるとの研究結果も

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○?謝る″ことを解って『浄霊』をすると、世の中が転換してくる。

(質問者)
『阿彌陀(あみだ)は神素盞嗚(かむすさのお)尊である。』という箇所がどうも良くわかりません。わからないということがわかったのですが・・・。

(先生)
このあと、素盞嗚尊が日本へ押し寄せてきて、伊都能売神皇の地位を狙って、天照天皇に皇位を譲られました。しかし天照天皇を殺してしまったので、伊弉諾尊様の御勘気にあわれて西洋へ渡るときに分身して一方はイエス・キリストを守護して一方は阿彌陀という形で御釈迦様の弟子に入っていって極楽浄土を造るということで罪の贖いをされたということです。

阿彌陀の世界だから大仏を造る、?大仏を造るということは世界を支配する″ということでイエス・キリストと阿彌陀は繋がっているのです。

このように構造を繋いでいくと、ある程度理解できるのではないかなと思います。

(質問者)
全部、素戔嗚尊に支配されてますね。物質中心の世の中ですからね。

(先生)
そこで3000年目に出て来られたのが天照天皇様なのです。

天照天皇様が出てこられたので『夜昼転換』してその転換が出来たから『浄霊力』が身についてくるわけですので、メシヤ様が『素戔嗚尊は私に謝らなければいけない』と仰せになられたのはそのような内容を謝らないといけないということなのです。

その謝ることを信者さん方が解っていって『浄霊』をしてくるとこの世の中が転換してくるのです。

わからないでただ漫然と「浄霊すると楽になるわ」というだけの信仰をしていますと天国は永遠に来ないのです。

?3000年前に素戔嗚尊が日本へ押し寄せて来て伊都能売神皇様の地位を犯そうとしたこと。
?皇位を譲り受けた天照天皇様を殺してしまったこと。

これを謝らないといけないのです。

(質問者)
キリストが磔になったのは罪の贖いということですが、これがメシヤ様にお詫びをされたということになるのでしょうか。

(先生)
一つの形として?実態はお詫びをしていかなければいけない″キリスト教の象徴として十字架があるのですね。

その偶像崇拝を否定しているイスラム教が今最後の夜昼転換を実現させるために、キーマンになっているわけです。イスラム教の信仰がわかっていかないと世界の三大文明がわかっていかないのです。

ですからイスラム教が中心になって原理主義で活動しているということを通して人民全体がイスラム教とは何か?イスラム教はどうして出来たのか?そういうことを研究してその中にあるキリスト教の中で問題があるためにイスラム教が出来たという歴史がわかれば世界の成り立ちがだんだんわかってくるので、そこでこの『文明の創造』を出せば三つの文明がスっと纏まってくるのです。そうなった時に地上天国が出来てくるわけです。

全部?日本の神様が造ったのだ″ということがわかればね。

イスラムの人たちはコーランを通して勉強しているわけですのでそれは理解しているのです。しかしコーランにプラスしてキリスト教の考え方がそこに加わっていくと今のような原理主義が生まれてくるわけです。ジハードも異なった意味に変わってくるのです。聖戦というのはそういう意味ではないのでね。

?人の命は奪ってはいけない″という考え方がコーランの中にはあるのですが、原理主義になると?これは聖戦だから良いのだ″と。しかしこれは十字軍と同じ考え方の聖戦になってくるわけですから。十字軍の考え方がイスラム教の中に入っていってしまった。元々のコーランはあのような教えではないのです。元々のコーランを思い出させないといけない時期に今来ているのです。

元々の人たちは平和を維持していきたいのです。しかし部族主義ですので民主主義を中々理解できないところはあるのです。部族の主張通り動かなければいけないという考え方でズーッと来ているのです。日本も元々部族主義的なところがあったのです。

それが今残っているのは三内丸山遺跡を見つめていくと縄文時代に集落の運営をどのようにしていたかというのが実像として残っていますのでわかります。

それで遺跡から翡翠とかも出てきておりますので、翡翠は新潟の方で採れるものですが青森の方にはないわけです。そういことから新潟の地方と貿易をしていたということがわかるわけです。

みんな三内丸山遺跡を見に行った方が良いと思いますよ。縄文時代の素晴らしさが良くわかると思います。10月に札幌の帰りに寄っても良いね。


○『お念じしなさい』のお言葉に沿った体制を整える。

3月3日の『メシヤ降誕本祝典記念大祭』の挨拶を今回のメシヤ講座・特選集に掲載しておりますが、観音様の無制限に救っていくというお働きにプラスして、国常立尊様の御働きも加わってくるということを書いてあります。

それに合わせた体制をメシヤ教は作り直していかないといけないということがあります。今メシヤ様から示されていますのは、『浄霊力拝受』と言いますのは、今までどおり無償で、『浄霊』の本だけお買い求め頂ければ拝受いただけるように・・・これは昭和29年の4月にメシヤ様が御浄化に入られて『お光』の御揮毫が出来なくなったので『お光はいらないのだと。名前と年齢、職業そうしたものを奉告すれば浄霊力は授ける』というお言葉が残っているのと、もう一つは『これからは想念が大事なのでお念じしなさい』というお言葉が残されております。

この念じるあり方というのがメシヤ教に入会する条件に加えて行かないといけませんので、来年を目処にメシヤ教に入会する場合は、『御神体御奉斎を伴って入会する。という形をとっていけるように、これから準備をしていかないといけない』とメシヤ様から御指示をいただいております(内容は割愛)

3月3日の『メシヤ降誕本祝典記念大祭』起点にして様々な事を整えて行くという準備をしております。5月5日に纏めてそうしたことを御報告させていただきます。

時間になりましたのでこれで終わらせていただきます。

(参加者)
ありがとうございました。
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