救いの三本柱(三救)Three Pillars of Salvation

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質疑応答形式で作成を始めた19年11月度からの「メシヤ講座・三重」を掲載していきます。
個人のプライバシーに関する記述および個人を特定できてしまう記述は編者の独断で省略しておりますので文章につながりがないことがございます。
また、筆記で作成していますので表現上書きとれなかった箇所もございます。 
ご賢察の程お願い申し上げます。

平成22年1月分


メシヤ講座特選集No.106
<メシヤ様対談記・16>
実談・虚談・神がかりな話
日置昌一氏との対談の続き(後半)
(栄光百八十六号 昭和27年12月25日)を拝読

(先生)
今回の御対談の中では「宿命と運命」ということをメシヤ様はわかりやすくお述 べになっておられますので、繰り返し拝読して頂いて自分の運命を宿命の上限まで 上げて行けるように、日々お取り組み頂ければ素晴らしい人生になると思います。

それからメシヤ様は一番悪いのは ”あせり”だと御教えくださっております。自分の中にあせりが生じないように心得てゆきたいと思います。 それからもう一つ ”急所を発見する能力”ということを言われておりますので、 我々の日々の生活の中では、急所を発見するということが智慧を磨いた上で出来 ることです。自らの課題を設定して、今年一年間どういうふうに取り組んでいこう かということを、考えて頂ければ有り難いと思います。

末尾では、我々の御神業というのは「世界を救うということは世界革命をするということで、それは精神的な革命 だ」とメシヤ様は説いて下さっておられますので、その前に自分自身の精神革命 ということを日々心がけて頂きたいと思います。

(質問者)
「そこに霊的の意味がある。つまり一人一人の人間に守護神――外国では守護霊と いうが――それが、ついていて助ける。」 日本では守護神であり外国では守護霊というとメシヤ様がお話されています。な ぜ日本では神なのでしょうか。

(先生)
日本では亡くなったら神霊と言って来たのでね。 また、本守護神、正守護神、副守護神の御教えをお書きになっておられるでしょう。


守護神とおよびするのだなあということをこういう対談記で改めて確認すること ができますね。


【 守護神 (天国の福音 昭和22年2月5日発行)】

如何なる人間と雖も正守護神、又は守護霊なるものが霊界に在って付随し、常に守護している事である。そうして人は神の子であり、神の宮であるといわれる が、既説の如くそれは神から受命された即ち神の分霊を有しているからで、之が 本守護神であり、後天的に憑依せる動物霊が副守護神であるが、動物霊とは狐、 狸、犬、猫、馬、牛、猿、馳等の獣類、若しくは種々の龍神、天狗、凡ゆる鳥類 等が重なるものである。大抵は一人一種であるが、稀には二、三種以上の事もある。斯ういう事に就ては現代人は到底信じ難く嘲笑する位であろうが、私が幾多 の経験によって動かすべからざる実体を把握し得たのであるから、否定は不可能 である。そうして曩(さき)に説いた如く、本守護神は善性であり、良心であり、副守護 神はその反対で悪であり、邪念である。
仏教に於ては良心を菩提心又は仏心といい、邪念を煩悩又は般若という。 そうして本副両守護神の外初めに書いた如き正守護神がある。 之は祖先の霊であって人が生れるや、それを守護すべく祖霊中の誰かが選抜され るのである。 此場合普通は人霊であるが、同化霊である龍神、狐、天狗等もある。 私と雖も副守護神は烏天狗で、正守護神は龍神である。よく人間が危険に遭遇し た場合、奇蹟的に助かったり、又暗示を与えられたり、夢知らせや虫が知らせる 等の事があるが、皆正守護神の活動によるのである。又芸術家が創作の場合や発 明家が熱中する時一種のインスピレーションを受けるが、之等も勿論正守護神の 暗示である。其他人間の正しい希望が実現したり、信仰によって御利益を得る場 合、神が正守護神を通じて行われるのである。昔から至誠天に通ずるとか、真心 が神に通ずるとかいうのは、神が正守護神を通じて其人に恩恵を垂れるのである。


(質問者)
隔世遺伝ということは科学的にも言われているのでしょうか。

(先生)
隔世遺伝は科学的にもあるでしょう。


【 隔世遺伝  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋】

隔世遺伝(かくせいいでん)とは、個体の持つ遺伝形質が、その親の世代では発 現しておらず、祖父母やそれ以上前の世代から世代を飛ばして遺伝しているよう に見える遺伝現象のこと。間歇遺伝(かんけついでん)、先祖がえり(せんぞが えり)とも呼ばれる。

隔世遺伝の仕組み

最も簡単な例として、メンデルの法則が成り立つような遺伝形質、 すなわち一対の対立遺伝子のみがかかわる形質で、優性・劣性の別がはっきりし ている場合を考える。このようなケースで、隔世遺伝が現れるのは、劣性遺伝子による形質についてである。

両親が、ともに劣性遺伝子を一つしか持っていない場合、 両親には優性の遺伝形質が発現しており、劣勢の遺伝形質は現れない。 しかし、その子は1/4 の確率で劣性遺伝子を二つ持つこととなり、 その場合劣性の遺伝形質が発現することとなる。このとき、 もし祖父母の世代に劣性遺伝子を二つもつものが居たならば、 表面上は祖父母の世代の形質が父母の世代を飛び越して遺伝してきたように見えることになる。 これが、隔世遺伝の最も簡単な場合のメカニズムである。

実際には、上記のように遺伝形質の発現が一組の対立遺伝子のみで決定される場合ばかりではなく、むしろ複数の遺伝子がかかわる遺伝が多いため、隔世遺伝のすべてをこのような簡単な仕組みで理解できるわけではない。 ただし、親の世代でその形質が失われたように見えても、子供の世代でその形質 が発現するからには、何らかの形で親の世代の染色体の中に遺伝子が保存されて いたといえるのは、すべての隔世遺伝において共通する事実である。


(先生)
私も色弱でしたがこれは隔世遺伝です。私の祖父が色弱だったのです。私は御教えを拝読することにより良くなりました。 祖父は賢い人だったようですが、早世でした。このような御教えを読ませて頂くとああ祖父が守ってくだ さっているのかなと思わせて頂けます。 しかし、孫はたくさんいてもおじいちゃんは一人ですからね・・・。

(質問者)
一人に一人しか付けないですね。

(先生)
そうです。その場合どうするのかということをもっと突っ込んで聞いて頂けると良かったですね。

(質問者)
守護神になろうと思えばなれるのでしょうか。

(先生)
そうですね。でも霊格が高くないと守護できませんからね。自分が助けてもらいたい地獄にいる霊はとても守護神にはなれませんね。

(参加者)
手を上げるのじゃなくて、この人に付きなさいと神様から命令されるのでしょうねきっと。 見えないからわかりませんが・・(笑い)

(註)きちんと下記の御教えにありました。
    
【 御光話(S25年4月8日)】

―― 『正守護神は祖霊中のだれかが選抜され、ふつうは人霊であるが同化霊である龍神、狐、天狗などもある』 と御著書にて拝見いたしますが、正守護神は祖霊同士の選抜によるのでしょうか、あるいは神様が選技なさるのでしょうか。

『祖霊同士でもなけりゃ、神様でもなく、祖霊の中でそのときの霊界で一番上の祖先がやられるんですよ。同化霊ってのは動物霊でね、これは人間から動物になり、未だ人間に生まれ変わってこられないのが同化霊となり正守護神の仕事をして、そうやっていいことをして次に人間に生まれ変わるために働くんですよ。』


 (註) 「付く」という表現は傍にいるという意味です。「憑く」とは異なりますので、 次の御教えでご確認下さい。

【参考御教え】
ご存じですか 実生分会『実生分会ニュース』三月号、昭和二四年三月一日

『――人間の正守護神は霊界において守護するのでございましょうか、それとも人間に憑依するのでございましょうか。後者の場合は霊界は留守になるのでございましょうか。正守護神は人間につかず傍(かたわら)にいるのがふつうで、一時離れるときは代理を置くのである。人間に憑依することもあるにはあるが、そういう場合は大概(たいがい)部下の動物霊を憑けるのがふつうで、一般的に狐霊が多い。狐霊は正守護神の命令で憑って口をきくときに、命令通りのことでなく白分の個性を出して勝手なことをしゃべることがあるから注意せねばならぬ。また、夢知らせは正守護神がするのだが、正守護神によりてその夢の上手、下手がある。また、あることを為すに気が進まぬのは正守護神が止めていることがあるから、気の進まぬときは中止するなり考え直すほうがよい。信仰に入るときに正守護神がさかんに働いている。すなわち、祖霊が子孫を入信さすべく正守護神に頼み、また命令すると、正守護神はその人が入信せねばならぬような事情を作るのである。』


(先生)
与えられた宿命の中の最高のところへ行くように心がけねばなりません。 ですが、人間の心の中には“楽して儲けたい”ということが三千年来の中で染み付いています。その心の染みを取り除いて行かなければいけません。それが謂わば、信仰生活なのです。“楽をして人から良く思われたい”とかね。努力や尽力もしないのに“良く思われたい”とかね。人間の中にありますのでね。そういうことを切り替えていくということが大事ですね。

【「 奇蹟のリンゴ」を後で頂けるという話が出た後で自然農法の話になりました。】


(質問者)
農業をやっています。自然農法はどのように・・

(先生)
最初はね。肥毒を全部吸ってくれる野菜から植えていけば良いです。

(質問者)
肥毒?

(先生)
そう、肥毒です。今まで農薬とか肥料とかやってきたでしょう。それが土にしみついているのです。 それを全部抜いてくれる野菜から・・・そして、豆類からつくると良いですね。

(質問者)
枝豆とかですか。

(先生)
そうですね。枝豆とかですね。ぜひ自然農法をやってください。

(質問者)
自然農法になったというのはどういうふうにしてわかるのですか。

(先生)
今年から自然農法でやれば「自然農法実施1年目」というふうに言います。 そうすればまだ肥毒は残っているけどもこれからは農薬・肥料は一切入れないということが皆にわかります。
そして来年は2年目だというように重ねていけば、もう10年もすれば大分抜けていきます。

(質問者)
10年ですか・・

(先生)
そうすれば先ほどの豆とかからでなくても最初から作りたいものを作って行けば良いですね。

(質問者)
砂地なのですが。

(先生)
砂地だったら大根とか曲がらずに真っ直ぐ伸びますよ。それから薩摩芋とかは砂地に良いですから最初はそういうのから作られたらどうですか。

(質問者)
畑はたくさんありますが、義父がやっているのでどうかなあ。

(先生)
交渉してみたらどうですか。「無農薬無肥料だったら買ってくれる人は一杯いますよ」というふうに。

(参加者)
時間があったら手伝えますよ。みんなで畑作りしましょうか?(笑い)

(質問者)
糠とかはどうなのですか。

(先生)
そういうのはね。一旦堆肥をつくって被覆する。上に乗せるだけ。梳き込んではいけない。梳きこむとね堆肥は土に良くないのでね。 上に置いて水分を保つために被覆するという考えでね。 置いたら収穫するころには土と一緒になっちゃうからね。そういうのは良いですよ。生に近いようなものを梳きこんではいけないですね。 堆肥を置くとね。夜露が水をやらなくても良いように水分を保ってくれるので す。土には乾燥が良くないからね。芽が出てきたら周りに被覆してあげると土がちゃんと水分を保って育ててくれるのです。

(註)自然農法とは無農薬 無肥料であるが堆肥は使うことが次の御教えで分かります。

【 世界救世教教義(地上天国と白然栽培の巻) 昭和二十六年十月十日】

序文
今日本は、年々二千万石の米が不足しているという事であるが、然(しか)し吾々からみれば、全然間違った農耕法をしている事である。従って私の発見による自然農法を、五ヵ年間続けて実行するとすれば、五割増産は間違いない事実である。即ち本年の収穫高六千四百万石とみて、其(その)五割増産は九千六百万石となるから、全日本人が充分食ってもまだ余る位である。而(しか)も肥料は堆肥のみで、人肥金肥は使わなくてもよいのである。それで虫害も風水害も、今迄よりも何分の一に減るのだから、何と驚くべき福音ではなかろうか。処が斯(こ)んな素晴しい農耕法を、凡ゆる方法で知らしているが、信じて行っている人は、ドシドシ増産に恵まれると共に、実行者も非常な勢いで増えつつあるにはあるが、此(この)際大いに馬力をかけて知らせなければ、日本は救われない事になろう。
処が日本人の悪い癖は、どんな立派な発見でも、お膝元のそれは、仲々信用しようとしない欠点である、そこで幸いにも今度御馴染の松井誠勲氏が、諸外国の農業に就(つい)て調べた処、意外にも各国の学者も実際家も、私の説を裏書している事実が分ったので、之こそ日本人を信じさせるには最も好適の書と思うので、敢て此小冊子を勧める所以である。〔以下略〕(岡田自観)

(質問者)
テレビでやっている草も取らない放任した農法はどうなのですか。

(先生)
放任農法とは違って草は取って世話をしてあげるのが自然農法です。雑草は雑草として出てくる理由があるのですが、草は取ってやらないといけません。そして、草を取って草を枯らしてそれを土の上に乗せると。そういうようなことで土を育てていくのだと。考えて頂くと良いと思います。

(質問者)
堆肥はどのくらいで出来るのですか。

(先生)
まあ何カ月か重ねておけば発酵するからね。

(参加者)
今日は今までと全く違う話題がでましたね。

(先生)
そう。それで良いのですよ。何しろ自然の野菜を作ってくれる人が身近にいることが一番幸せなのです。自分の住んでいるところから半径50km以内のものを食べるのが理想なわけです。今そういう人がいないので遠方から宅配で取り寄せているのです。

(質問者)
地産地消ですからね。

(先生)
子供の浄化を通して考えてみますと、毒素を出すことで子供が落ち着いてきます。すると、薬毒、然毒、親から受け継いだ毒素が子供をおかしくしているのだということがよくわかりますね。世間で起きている子供の問題というのはおおよそ毒素が起こしているのだと。そういうふうに今度は体験したことから組み立てをし直して、友人とか知人に話すきに「社会問題というのは薬毒というものが起因しているのだ」ということを話をしてあげられるようにしていけば、大勢の人を救っていくことができるのですよ。この前のは内部的な体験記でした。この機会に外部的な体験記をまとめて残しておくのも良いと思います。それはね。提出しなくてよいですから。こういったメシヤ講座の時に「こういう組み立て方でどうでしょうか」と聞いて下されば良いです。自分に頂いた御守護を今度は知らない人に教えるときにどういう伝え方をしたら良いでしょうか。ということなのです。

(質問者)
そのまま言っているつもりなんですけども。周りの人には。 でもなかなか・・

(先生)
ですから、そういうことをお話してもなかなか理解されないというのは、それだけ薬毒にまみれているということなのです。

(質問者)
だから智慧証覚なんですね。急所を伝えなければということですね。

(先生)
そうそう。そういうことですね。 私の経験からしてもスムースに行くということはそうはないですね。『良いことは諦めないが肝腎、悪いことは諦めることが肝腎』ですよ。良いことは根気よく話を続けることですね。何かの時に気付くということがありますから。 種を蒔いておくというのはそういうことですから。 すぐには実は結ばなくてもどんどんどんどん話しておけば良いですからね。 自分と娘という生き証人がいるからね。

(質問者)
導き親と同じような浄化を頂いていくというのはどういうことでしょうか。 おなじように「とびひ」の浄化を頂くとかです。

(先生)
それはね。メシヤ様のお言葉があるから。『因縁の人が因縁の人を導く』ということです。支部へ導かれたということは、もう因縁で繋がっているのです。 そこで起きてくることも因縁でしょう。そして、自分が御守護を頂いたら今度は自分の因縁に繋がる人があるはずですから。その人を助けてあげると。そういうふうにして皆を救ってあげて下さい。不思議なことに子供たちがこう3人いても 皆性格が違うけども因縁と関連して起きてくることでしょうね。

(質問者)
悪に負けるのは仕方ない諦めるしかないと思っておりましたが、文明の創造「善悪発生とキリスト教」の抜粋を読ませて頂くと、善も悪も主神様の権限に属するということでこの御論文を全文読ませていただきたく思いました。

(先生)
ここで大切なことは皆様方の頭の中の組み立てをはっきりしておいて頂きたいことです。 我々がメシヤ様と御縁を頂いて最も素晴らしいのは何かと言いますと、主神様からのお立場の御教えを頂けるということなのです。善悪の本当の意味というのを示されておられるのです。悪はどうしてできたかということ、そして、悪が出来上がる過程それが薬だと。我々は悪の原因を知った上で悪をなくしていく方法も教えられています。他の宗教のほとんどは、悪と闘うという教えなのです。 メシヤ様は悪の最大の原因は薬毒なのだと。だから悪をなくすには薬を抜けばよいのだと。こういうふうに組み立てて行って、地上天国を作って行く過程においては薬毒論を浸透させることこそ、この社会を理想世界にしていくことなんだというところまでね。今回のことで繋げて考えて頂けると良いですね。

そして、薬毒がある為に愛情が不足してくるのだと。人間本来の愛情が発露できないわけです。薬毒が抜けてくると人間らしさが出てきます。人間としての落ち着きが出てきます。そして本来の才能が芽生え始めるということです。これは毒素を排泄したから芽生え始めるのです。だから我々もいろんな人生上の問題を生み出しているのはこの薬毒なのだと。だから薬毒を自分の中からも子供の中からも排除していけば、理想世界が完成していくのだと。そういうことをメシヤ様から教えられていることが最も素晴らしいことなのです。

(質問者)
今までの宗教では悪は薬毒からという教えは無いのですか。

(先生)
ないですね。悪は魔界からとかいうふうに教え込まされていますからね。 正神だけの教えからすると悪とは闘う相手だとずーっと三千年以上も教えられてきたこれが我々の中に癖として残っている宗教観というものです。この宗教観でメシヤ様の御教えを読むと本当の教えが判らない。それがいつも私が言う既成概念で御教えを読んではいけないということに繋がってくるのです。だから今回の 「主神様とメシヤ様」の研鑚資料によってそういうところまで一歩近づいて頂けると大変ありがたいと思います。まあ今の話で皆一歩近づけましたかね。(笑い)

これが御教えの体系化ということですね。何度も吉田さんの体験記の話に触れますが、あれは信者さんの為に体系化したもので、今度は世の中のメシヤ様を知らない人たちに分かるようにするための体系化が実は一番大事なのです。 でもね、簡単ですよ。基本となる文章があるわけですから、例えばそれを全く信仰のない人に読ませてどうわかる?と聞くのです。そして、わかるように何度も話をしながら文章を直していくそれが体系化です。 「浄霊」という本も、これは偶然でしたけどもそのようにしてできたのですよ。 これも私の人生の勉強の為だからと友人や知人たちに読んでもらって分からないところをチェックして、というふうにすれば非常に良いものができるのではないかと思います。


(参加者)
『 御蔭話は生きたバイブルだ』という対談記でのメシヤ様のお言葉もありましたからね。御教えは信者向けのことも多いかと思いますが、それを未信者さん向けに体系化という一つの作業が必要なわけですね。

(先生)
そうですね。ですから「文明の創造」の付録のようなものとしてそのようなものが必要かもしれませんね。 大まかに言うと「霊主体従」「夜昼転換」という根幹となる教えを自分たちの生活に当てはめた時にどういうことかという・・・「文明の創造」の仕上げの部分にはそういうことが必要ですね。それでないと「文明の創造」を読んで、それじゃどういう生活をしていったら良いのかということが今のままでは分かりませんからね。読んでそれじゃ私達は日常生活に於いてどう心がけていったら天国天人になれるのかということがわかることが大事ですね。

(質問者)
「文明の創造」について述べられたメシヤ様のお言葉を見ておりますと、非常に壮大な構想であったことが窺えます。

「新文明世界の設計書」「天国の福音」「20世紀のバイブル」「聖業の序曲」 「新文明構想の指針」「現代文明に対する原子爆弾」とかです。

(先生)
そうですね。「序曲」とか述べられておられるということは「序曲」はあくまで 「序曲」であって「本曲」は我々がやって行かなければいけませんね。ですから聖業は我々がやって行かなければいけないということですね。

(質問者)
「文明の創造」の仕上げというのはまた壮大で難しいですね。

(先生)
だから我々の凡人の世界にまでおろして来ないといけないのです。そして文明の創造に基づいてどのように私達は生活していくべきかということを示していかなければいけないのです。
あまり高いものではなくて、あくまで日常生活の上でということを私は考えています。

(質問者)
文明の創造に関するお言葉をたくさん残されているということはやはり「文明の創造」を持って世界を救う第一歩にするのだという想いがお強かったのですね。

(先生)
精神的世界革命を「文明の創造」でおやりになろうとなされていたわけですからね。それを我々がやらないでどうするんだということです。そうでないと御神業をやっている意味がないじゃないですか。

(質問者)
「序曲」とか、なじまない言葉がでてきましたが、仏教の真髄の表現の所へ行くとそういう言葉なのです。宇宙の核心とかいう・・

(参加者)
いやいやそんなに(仏教の真髄の表現ほど)難しくはないですよ。お経や経文程難解に書かれているわけではなく、平易な文章なのですが内容が深いのです。 仏教にお詳しいのですから、メシヤ様の御教えと仏教の思想との比較を分かり易く整理して頂けるとありがたいのですがね。

(質問者)
私まだ「文明の創造」を学ばせて頂いていないので・・

(参加者)
これから学んでいくのですよ。

(先生)
過去のメシヤ講座特選集にも何篇かの御論文は掲載されていますのでね。

(参加者)
まず、その御論文から読まれたらどうですか。

(質問者)
本は・・・。

(参加者)
「文明の創造」としては仕上がってませんので発刊されていませんのでね。

(先生)
喜多さんの言う宇宙の核心に迫ったということはですね。実は日本語と非常に通じているのです。 五輪塔の話をしたことがあるでしょう。五輪塔は日本語の母音の意味なんだと。 もっとさかのぼると人類に初めて言葉を授けた際に何から授けたか?日本人には「あ」という言葉から授けたと。そこから我々の思想が展開していくということを現したのが実は曼荼羅なわけなのです。曼荼羅の構造というのは 「ホツマツタエ」の「ヲシデ」と共通していますからね。 だから言葉の構造というものを仏教が明らかにしているのだけども、仏教が明らかにしているのはちょっとわかりにくい所があるからね。それをメシヤ様は説いて下さっておられるのが「文明の創造」の中で明らかになってくるから、それに我々はもうちょっと肉付けをして、そして仕上げていこうというのがね。私の構想なわけなのです。
そうことですから、仏教の本を読まれて「文明の創造」を読まれてわかったこと気付いたことがあったら?口さんに報告しておいて下さい。

(質問者)
今までの対談記からは非常に多くのことを学ばせて頂けました。

(先生)
資料を重ねると膨大ですね。本当に我々は貴重な体験をしてきたということですね。この学んできた月日というのは尊いものですね。

(質問者)
対談記は未信者向に語られているので、非常に平易なお言葉で話されておりわかりやすいと思いました。

(先生)
そうですね。そして信者でないからこそメシヤ様に突っ込んだことを聞くことができたということもあり、大変貴重な資料でしたね。

(質問者)
薬毒といっても、助けてやりたいという愛念のことから発生したことでもないわけですか。

(先生)
いやあるのですけども要は勘違いの愛だと。 メシヤ様も私だって文句言いたいこともあるのだとおしゃっておられるのです。 悪を作っておいてね。悪と闘わせるという。そんなこと承服できないと。わざわざ薬入れられてね。 そしてそれを排泄させるというね。しかし作られた身だから仕方がないともおしゃっておられますのでね。 メシヤ様がそのようにお答えになっておられるのだから、私達もねそのように考えないとね。

(質問者)
薬師如来も関係あるのですね。

(先生)
薬師如来によって薬を愛の権化として日本に普及させたわけですからね。 それを愛だと思ったんだから。

(質問者)
そうさせられる必要があったのですか。

(先生)
これだけ豊かな文明を作る必要があったのですからね。

(質問者)
そういうことから言うと、此処まで豊かな文明を作る為にこのように悪を作って闘わせてきたわけですから、そのせっかく作り上げたものを全部壊すというのは理屈に合わないわけじゃないですか。
ですから作り上げた便利な部分は残しつつ精神的な文明も上げて行って融合させて地上天国を作るということですから、全部破壊してしまうという「2012」の映画はやはり考え方が違いますね。

(先生)
そうですね。違いますね。そしてまた、アメリカ軍が日本を攻撃する時に奈良や、京都を避けたというのは、そこに正神が働いたといえますね。 ところで、 ○○さんご案内して良く吉田さんを支えてくださいましたね。

(質問者)
今までいろんな方に声をかけたのですが、非常に彼女は素直でトントンと・・

(先生)
今まで他教団で、良い信仰の部分を培ってきた土台というものがあったのが大きいと思います。ですからここまでくるのに苦労されたでしょうが、“良くメシヤ様に辿りつかれましたね”ということなのです。
ですからこれからもいろんな人に声を掛けるでしょうが、そういう差があるのだと。人は十人十色なんだ、というふうに考えてこれからも声をかけて下さい。 だからどんな遠回りをしても“よくぞメシヤ様の元に辿りつかれました”とそういう気持ちで我々はいた方が良いですね。 何も信仰の経験のない人には一からですから大変なお世話がいるということなのですね。 だから今度はお世話した側として体験記を読んだ時に「この時私はこう考えたなあ」 とね。そういうことを体系化していくとね。 そういう組立て方ができるようになると自分の思想体系が広がっていくのです。 これが素晴らしいことなのです。 そういうふうにしていかないとね自分の人生が豊かになっていかないのです。 「 あの人を案内してね。御守護頂けて良かったわ。」で終わってしまう。今までのやり方ですとね。ですから今度は自分の人生を豊かにしていくことに繋げて行って頂きたいと思います。大学での講義であったと思いますが、点で学んだことと点で学んだこととを結ぶと線ができます。それに時間軸を付けると構造的に広がるこれを思想の体系化というのです。心がけが大事ですからね。 心がけていってくださいね。 それでは本日はありがとうございました。  以上


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