救いの三本柱(三救)Three Pillars of Salvation

質疑応答形式で作成を始めた19年11月度からの「メシヤ講座・三重」を掲載していきます。
個人のプライバシーに関する記述および個人を特定できてしまう記述は編者の独断で省略しておりますので文章につながりがないことがございます。
また、筆記で作成していますので表現上書きとれなかった箇所もございます。
ご賢察の程お願い申し上げます。

平成21年3月度


メシヤ講座特選集No.97
明主様(メシヤ様)対談記・6 拝読
(先生)
今回の対談記は、箱根の神仙郷が完成した日の対談です。
昭和27年6月15日のこの日を記念して地上天国祭が開かれるよう
になりました。

この日に合わせたかのようにアメリカから宗教史の博士が来日し
メシヤ様とのご対談が実現したことに意義があります。本文中に
メシヤ様御自身が『深い意味がある』と仰っている通りです。

このご対談時点で信者数3〜40万人、戦前が数百人だったのが
わずかな期間で発展を遂げています。
大学で日本の宗教史を勉強された方は覚えておられるかもしれませんが戦後に発展した宗教の特質は何だったと思いますか?
どのような宗教が発展したと思いますか?

・・・・・

それは先祖供養をする宗教です。
戦後たくさんの戦没者が遺族の夢枕に立ったのです。息子を戦地で
亡くし遺骨だと言われても石ころ一つの場合もありまして、自分の息子はどのような処でどのような形で亡くなったのか、と辛い思いが募り
ます。何とか成仏してほしい、と祈ります。そうした気持ちを癒して
くれるところを求めるのです。それで、「供養しましょう」という
宗教団体が増えたのです。
世の中は力のある宗教を求めたのです。

ところがメシヤ様は「仏のことは仏に任せろ」として
先祖供養は既存宗教に任せたのです。
ということは、祖霊舎を作ることは根本的にメシヤ様のお考えから
離れることだったと言えます。

それでは、先祖供養を既存宗教に任せながらどのようにして
世界救世(メシヤ)教は発展したのでしょうか。
それは、今回の対談の御言葉にある

『夫(それ)は戦後の混乱せる人心に最も強く光明を与えたためで、
就中(なかんずく)医薬によらずして病気が治るという・・・・
・・この奇蹟が最大の原因だと見てよいと思います。』

『私は私自身病気を治すばかりでなく、多くの人々にもその力を
授けることが出来るのです。』

に答えを求めることができます。そうした意味では、今回は地上天国の雛型が完成した日に記念すべき対談が行われて、宗教の専門家にメシヤ教の救いの根本を開示したことになります。

 当時の宗教の特異性を掌握しただろうブレーデン博士に、他宗教との違いを明確に示したところです。画期的なことだと思います。

私たちは宗教に身をおく人間として宗教史を学んでおくことも大切です。


(質問者)
クリスチャン・サイエンスの思想は
『全ての病気の原因は心的なものであり、人間の病気の本質は
心の中の虚偽とか幻想から起るとし、それを取り除くためには
神とつながる霊的理解によらねばならぬと唱えた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』』
というところが、「生長の家」の思想に似ていると思いました。

(質問者2)
私もそう思いました。

(質問者)
メシヤ様はインターネットのない時代に、クリスチャン・サイエンスという
アメリカの新興宗教のことも御存知だったのですね。

(先生)
この頃には幅広く知識人・経済人・宗教人などと交流されていらっしゃったし、新聞やラジオを通して知識を広められておられたと思います。
観音会をつくる前にもいろいろ研究をなさっておられます。
そういった研究の延長線上で浄霊に辿りつかれました。
浄霊は人類にとって「救いの御力」だということが良くわかると思います。

(先生)
今は宗教史の話でしたが、○○さんは大学で何を学びましたか?

(質問者)
政治経済です。

(先生)
「マルクスの道」とはなにか学びましたか?

(質問者)
・・・・・

(先生)
「マルクスの道」とはマルクスの書斎にできた道のことです。
どうして庶民が幸せにならないのか・・書斎を歩いて考え続けたのです。
歩き続けて何を考えたのかというと、当時の教会と為政者が癒着して、教会が本来の働きをしなくなり、結果的に人民が幸せにならない実情を解決しようとしたのです。そのように歩いて思索したので床に歩いた跡ができました。それを「マルクスの道」と呼んだのです。

今の不況は投資銀行の責任が大きいということがわかったならば
「どうかあの人たちに智慧を与えて人々が幸せになる経済活動が
できるように」と祈念することができます。
そう言った意味でも新聞や雑誌なども読んで、政治経済のことも識る
ということが必要です。
そのように考えていけばテレビや新聞を見ることも面白くなっていく
と思います。


「蓮の花について」

(質問者)
今回のメシヤ講座の体験談で蓮の花についての記述がありました。
次の個所です。
『暫くすると場面が変わり、軽く閉じた掌が現れゆっくり開かれました。
手のひらに載っているのは蓮の花ではと思います。』
先月別府の地獄谷でとてもなんとも奇麗な蓮の花を見ましたので
今月のホームページに掲載させていただきます。
蓮の花について気になりましたので御教えを調べてみました。

『それでこの「八」という字を解釈してみると、「八」は「八百万」とかと、
そういう意味のことによく言われますが、「富士山」の形になるのです。
富士山は八の字の形です。ですから富士山は一名「八スの山」と言うのです。
「八ス」ということは「ハス」ということです。つまり仏教的に言うと、
「八ス」は「蓮の花」になります。それで、蓮の花は蓮華台ということです。
蓮華台というのは、一番貴い山です。よく仏像などが立ったり、
あぐらをかいたりしているのに、下に蓮の花があります。
観音様の絵などにも、蓮の花の上に立たれているのがよくありますが、そういうようで蓮ということは、非常に貴い神仏が乗られるという意味なのです。
ですから富士山には兄の花咲爺姫がお祀りしてあるということは、
兄の花咲爺姫は観音様ですから、富士山は観音様の蓮華台ということになります。
そういうようですから「八ス」ということは蓮華台ができるということにもなります。
とにかく一番強い意味は開くということです。
また「八」は「ハ」で、「ハ」というのは「発する」ということで、開けるから、今年からそういう形になっていくわけです。
           『御教え集』18号 昭和28年1月3日』

やはり開く、発展ということをを想像させていただきました。


「ナイアガラの滝について」

ナイアガラの滝についての記述もありましたが御教えを調べましたら
立春祭の時の御講話で次のように出ていました。


『地上天国は、芸術が救いの一つの大きな役目をするわけですが、
それはどういうわけかと言うと、地上天国ができますと、それは見物人がたいへんです。
少なくとも日本人の半分以上は見に来るでしょう。
この間のアメリカの新聞記者のグリリという人と、もう一人は名前は忘れましたが
――観光事業の方を専門にしている人です――この人たちの話では
"アメリカに来ればどうしてもナイアガラの瀑布を見なければならない。
それと同じように、日本に来れば熱海の地上天国を見なければならないということになる。
岡田さんはそれほどには思っていないだろうけれども、確かに僕はそう断言する"と言っているそうです。
ところが、私はそれ以上に思っているくらいです。
  『御教え集』31号 昭和29年2月4日(立春祭御教え)』

ナイアガラの滝というのはアメリカの象徴とも言えます。
今回の御教えの
『ここで尚私の言いたいことは、今までの文明は物質文明で、その中心がアメリカである。
東洋の文明は精神文明であり、日本がその中心である。そこで此両文明が融合されねばならぬ。
この両文明・・・・・・タテ、ヨコ両文明の結ばれた形が十字で、十字架の意義はそこにある。
して今は将にその時で、現にアメリカと日本とが結ばれるところに神意が存するのであります。』

とも符合するのではないでしょうか。

(先生)
なるほど
一葉観音様は蓮の花に乗っておられます。蓮の花を見せて頂いたのは目出度いことですよ。
と立春祭ではお話しさせていただきました。

(先生)
花粉症の方が多いようですが頸筋への浄霊はなさっていますか?

(質問者)
浄霊しているのですが・・なかなか良くならなくて・・

(先生)
御教えでの問答を読ませて頂いていると
「手に力が入っている。手の力の抜き方が足りない。」
と良くメシヤ様がおしゃっておられます。
これがメシヤ教の一番の修行なのです。
手の力を抜くよう心掛けて浄霊してみてください。

(質問者)
浄霊のお取次ぎをすると目が冴えてきます。
こんなに眼が冴えているのだから何ページも御神書が読めるだろうと思い読み始めると
1ページもしないうちに眠くなってしまいます。

(先生)
活字の浄霊と言いますが御神書の活字から光が出ていることは確かですね。
魂が餓えているときに御教えを拝読すると和紙に水が沁み入るように身につきます。

(質問者)
自己浄霊すると体が熱くなり暖房がいらないくらいなのです。

(先生)
体が熱くなるのは光が体を通っているからですよ。

(質問者)
○○さんは先日お子さんが浄化し、高熱を出したのですが、
おかげさまで浄霊で浄化を乗り越えさせていただきました。

(先生)
熱に関してですが、48時間40度以上の高熱が続くと障害が残ると言われています。
その点を念頭に置いて取り組めば、不安はなくなります。

(先生)
メシヤ教では節分祭に炒り豆は撒かない。という話は聞いたことがありますか?

(質問者)
聞いたかもしれませんが忘れました。
どうしてですか?

(先生)
炒豆に花が咲いたら出てきてもよい。
と言って厳格な正しい神様を押し込めてしまったのです。
そういった名残が現在の行事に残っているのです。
ですから行事を行う度に神様を押し込める罪に加担している。
ということになります。

この内容について昭和29年の立春祭での御講話を掲載しておきます。

『その時に世界を主宰していた神様が国常立尊という神様です。
この神様は非常に厳正な神様で、間違ったことは許さないというような政策をとったために、
非常に多くの神様――八百万の神――から、その時分でも世論が、どうもあんまりやかましすぎてとてもやりきれない、
だから押し込めてしまった方がよいというので、
排斥運動、押込運動をした結果、押し込められたのです。
それで艮(東と北の間)のある地点に押し込めたのです。
そうして、ふたたび世の中に出てこられないようにというので、豆を炒ってまいて、その時に“炒豆に花が咲いたら出てきてもよい”と……
もっとも、炒った豆が芽を出すはずがないのですから……
それを条件のようにして押し込めたのです。
                 『御教え集』31号 昭和29年2月6日』

(質問者)
それでは七五三についてはどうですか?

(先生)
七五三縄も七五三も「しめ」といいます。
正しい神様を押し込めてしまった名残の行事です。

(質問者)
やらない方が良いのですか?

(先生)
周りの人から見てもやらないわけには行かないでしょうから
本当の意味を知った上で、私はそういった正しい神様を押し込める
ようなことには決して引きずられないとの心持で行えば良いです。


参考に御教えを掲載しておきます。

『−−−七五三のお宮詣りの意味を御教えくださいませ。

 本当の意味から言えば間違いで「シメ」と読むわけで、
本当の神を締め出して、次の神を迎え祝う意味が伏在している。
七=土、五=火、三=水となり、いままでは夜の世界だから順序を間違っていたとも言えるが、
習慣上行なわれていることで、あまりとやかく言うべきことではない。
                       昭和24年4月20日』

(質問者)
それでは「厄年」についての意味を教えてください。

(先生)
厄年のやくは本当は がんだれ【 厂 】ではないのです。
新しくお役を頂くという意味の役(やく)なのです。
新たな境地へ踏み込んで行くことができるのが役年の意味なのです。
人生における役割が変わってくる年なのです。

(質問者)
では厄払いはしなくて良いのですか?

(先生)
厄だから払うというのですが、
役は払ってはいけません。受け止めるのですよ。
支部に役年のお参りにきて力を頂いてください。

(質問者)
子供が全然集中力がなく勉強しません。

(先生)
子供の脳は15歳で完成するのです。ですから15歳までは睡眠不足にさせてはいけません。
15歳までしか脳細胞が分裂しないのです。脳細胞はどういう時に分裂するのか知っていますか?

(皆さん)
・・・・・

(先生)
眠ってから1時間後に脳細胞は分裂するのです。
寝る子は育つ。とはこういうことからきています。
本当は寝る子の脳は育つ。ですかね。

このように考えると15歳までは遅れていかない程度に
勉強させていればよいのです。
『早期教育の弊』という御教えは非常に深い意味があるのです。
子供が勉強がわからなければ親が教科書を読めば良いのですよ。
○○ちゃんくらいのお子さんでしたらお膝の上に乗せて、本を開いて親が指で文字を指してあげれば、子供はその文字を追って行くのです。

良くこんな子に育てた覚えはない。という親がいますが、
子供は親が育てた通りに育つのです。
子供は親の写し鏡とは恐い話ですね。

(質問者)
メシヤ講座を読ませていただき、「裁く勿れ」の御教えにぐさりときました。自分可愛さに人を裁いてしまうのだと思います。

(先生)
期待をするからでしょう。
大丈夫だと思っていても大丈夫でないことが多い。
だから裁いてしまうのです。

(質問者)
「今日一日裁く心が起きませんように」と、お祈りさせて頂いています。

(先生)
昭和29年6月15日はなぜ仮祝典にしなければならなかったのかを考えなばなりません。
メシヤ様の御神格が弟子たちにわかっていなかったのです。

メシヤ様がなさろうとしていたことを我々の手で成し遂げないと真実を知った信者として
生きている甲斐がないというように私は考えています。
ここに集う人たちの使命は大きいのです。ですが、素直になればどうという事はないのですよ。

(質問者)
仮祝典は本当にあったのですか?

(先生)
はい。メシヤ様に向かってお祈りされたのですよ。

(質問者)
歯ぎしりが酷いのですが・・

(先生)
頸・肩・後ろ頭を良く浄霊してあげてください。

(先生)
人間的に理解できないことがありますが、神様に委ねましょう。
神様の光でしか解決できないことがあるのです。
そうして浄霊するときは手の力を抜くということを心がけてください。

(先生)
普通の細胞と癌細胞の違いはなんでしょう?なぜ癌細胞は恐いのでしょうか?
普通の細胞は分裂した後には一方は死滅するのですが、
癌細胞は死なないで増殖していくのです。
また、バランスがとれていれば増殖しないで一方は死滅していくということがわかります。

こういった基礎知識があると、癌発症のメカニズムといったものが解ってまいります。
そして、癌は正常な細胞が突然変異を起こし、制御が効かなくなるのです。
すると、癌の予防のためには細胞の突然変異を起こさないように、食生活を中心に日常生活に心を配らねばなりません。仮に罹病したならば、体のバランスというものがとれていくように心がけることが大切です。

そうすると、細胞が調和されていくように意識して浄霊を取り次げば良いとわかるのです。

(質問者)
浄霊中時間が長いと頭の中が暇です。何を考えれば良いのですか?

(先生)
力が抜けているかなあ?光が通っているかなあ?
と考えてください。

(質問者)
大腸炎の治療でも腎臓が悪くなるのでしょうか?

(先生)
抗生物質を入れることによって腎臓の機能が弱るのです。
ですが治療をしないと痛くて苦しいのです。
御家族が浄霊力を身につけて浄霊するのが一番ですが
あなたのできるだけのことをやってあとはメシヤ様にお任せいたしましょう。

                                  以上

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